和歌山県の登録支援機関おすすめ人気ランキング9選｜費用相場や注意点も解説

深刻な人手不足を補う手段として創設された特定技能制度ですが、外国人材の採用・受け入れには様々な支援業務が必要です。「どの登録支援機関に依頼すれば安心できるのか分からない」と悩む企業の経営者や人事担当者も多いのではないでしょうか。

本記事では、和歌山県内に本社を置く登録支援機関の中から、特に評判の良い9社を厳選してランキング形式でご紹介します。それぞれのおすすめポイントや基本情報、対応分野をまとめていますので、自社に合ったパートナー選びの参考にしてください。また、登録支援機関の役割や費用相場、制度利用時の注意点、自社で外国人を受け入れる方法についても解説します。

執筆者

セカジン運営

2014年から世界40カ国を旅し、日本と海外の暮らしの違いを肌で感じてきました。 「人がもっと自由に働ける社会をつくりたい」という思いから、外国人の在留資格や就労制度（特定技能・技人国・技能実習・育成就労など）に関する情報を発信しています。

和歌山県の登録支援機関おすすめ人気ランキング9選

1位：合同会社エドミール

おすすめポイント

• 多国籍な人材プール：東南アジアを中心に幅広い国籍の候補者を保有し、企業のニーズに合った人材を提案
• 丁寧な選考・事前研修：企業ごとの要件に合わせた選考プロセスと、日本語研修・生活オリエンテーションで現場定着をサポート
• 官公庁主催セミナーにも登壇する専門家集団：制度に精通したスタッフが在籍し、最新情報と的確な支援を提供

基本情報

エドミールは、特定技能での外国人採用を検討している企業と海外人材とのマッチングを支援する人材紹介会社です。インドネシアやベトナムをはじめ多国籍の候補者ネットワークを持ち、企業のニーズに合わせて丁寧に候補者を選定してくれる点が強みです。技能測定試験の合格者や日本語力の高い人材も多く、即戦力となる外国人を紹介してもらえると評価されています。

また、入国前後の研修や日本語教育などサポート体制も充実しています。特に来日前の日本語学習支援や来日直後の生活オリエンテーションなど、現場にスムーズに溶け込めるよう手厚い支援を提供してくれます。制度開始当初から官公庁や商工会議所主催のセミナーで情報発信を行うなど、特定技能制度への深い知見を持つプロフェッショナル集団であり、安心して支援業務を任せることができます。

2位：シティコンピュータ株式会社

おすすめポイント

• 和歌山県発祥の大手アウトソーシング企業：創業30年以上の実績があり、県内企業との取引や信頼関係が厚い
• 多言語対応のサポート体制：社内にベトナム語やベンガル語などの対応スタッフを配置し、外国人との円滑なコミュニケーションを実現
• 幅広い業種に対応：IT・事務から製造業まで、様々な分野への外国人材受け入れ支援ノウハウを持っている

基本情報

シティコンピュータ株式会社は和歌山県に本社を置くアウトソーシング企業で、データ入力やコールセンター業務、人材派遣など幅広いサービスを展開しています。その豊富な業務実績を活かし、外国人材の受け入れ支援にも対応しているのが特徴です。自社で培った人材マネジメント力とネットワークにより、企業の求めるスキルや経験に合致した特定技能人材をマッチングしてくれます。

ベトナム語や英語、ベンガル語といった多言語に対応可能なスタッフが在籍しており、外国人とのコミュニケーションや生活サポートも安心です。特に、受け入れ後の職場定着支援では、同社のコールセンター運営で培ったきめ細やかなフォロー体制が強みとなっています。地元和歌山の企業ならではの地域事情への理解も深く、県内で外国人材活用を考える企業にとって頼もしい存在です。

3位：株式会社キャリーアップ

おすすめポイント

• 介護分野に特化した支援実績：介護福祉分野での外国人材紹介に強みを持ち、フィリピン人介護士の育成・紹介で豊富な実績あり
• 自社で海外人材の教育体制を構築：マニラに日本語学校や送り出し機関を設立し、来日前から語学研修・マナー教育を実施
• 有料職業紹介と派遣業の許認可取得：採用から入社後フォローまでワンストップで対応し、法令順守の安心サポートを提供

基本情報

キャリーアップは、特に介護分野での外国人材受け入れ支援に強みを持つ人材会社です。設立当初より介護人材の育成と紹介に注力しており、フィリピンを中心に優秀な介護士候補者を確保しています。大阪にも拠点を構え、関西全域の介護施設への紹介実績が豊富です。介護技能評価試験に合格した人材や介護現場での就労経験者も多く、即戦力として活躍できる外国人材を紹介してもらえるでしょう。

同社の特徴は、自社で海外の教育・送り出し体制を整えていることです。フィリピン・マニラに日本語学校「KANSAI CARE TRAINING CENTER」や送り出し機関を設立し、渡日前に日本語や介護知識、生活マナーの研修を実施しています。これにより、来日後の現場への適応もスムーズです。また、有料職業紹介事業と労働者派遣事業の許可も取得しており、採用から在留資格取得、入社後のフォローまでワンストップで支援可能です。

4位：株式会社人材サポート

おすすめポイント

• 地元密着の人材サービス企業：和歌山市に根ざし、人材派遣・紹介業を展開。地域企業のニーズを熟知した支援を提供
• アジア各国に対応した語学力：社内に中国語やベトナム語、タイ語など複数言語のスタッフが在籍し、外国人との円滑な意思疎通をサポート
• 事前面接・教育の徹底：現地提携校で日本語やビジネスマナー教育を行い、企業に紹介する前に一次面接で人柄や適性を確認

基本情報

人材サポートは、和歌山市に本社を置く地域密着型の人材サービス企業です。一般労働者派遣や有料職業紹介業を手掛けており、その延長で特定技能外国人の受け入れ支援にも注力しています。素形材産業（鋳造・金属加工）や食品製造分野での紹介実績があり、製造業を中心に地元企業から信頼を得ています。社内には中国語・ベトナム語・タイ語に対応できるスタッフが在籍しており、外国人労働者との細かなコミュニケーションや生活相談もスムーズに対応可能です。

同社では、現地の提携日本語学校と連携して候補者の語学力やマナー教育に力を入れている点も特徴です。外国人材を企業に紹介する前に、現地で一次面接を実施して人柄や適性を見極めてくれるため、ミスマッチの少ない採用が期待できます。また、和歌山県と大手人材会社との連携協定にも参画しており※、県内企業向けの各種支援策についての情報提供や相談にも応じてくれます。初めて特定技能人材の採用に挑戦する企業にとって、心強いパートナーと言えるでしょう。

5位：みらい事業協同組合

おすすめポイント

• 技能実習から特定技能への橋渡し：技能実習生の監理団体（組合）としての経験を活かし、特定技能への移行や受け入れにも精通
• 対応業種が幅広い：農業・建設・製造・介護など複数分野に対応でき、多様な業界の企業ニーズに応えられる
• 東南アジアに強いネットワーク：ベトナム、インドネシア、フィリピン、ミャンマーにパイプを持ち、各国の送り出し機関と連携

基本情報

みらい事業協同組合（MJK）は、和歌山県岩出市に本部を置く事業協同組合で、外国人技能実習生の受け入れ監理団体として長年の実績があります。技能実習の監理ノウハウを活かし、特定技能外国人の受け入れ支援にも対応しているのが特徴です。農業・建設・製造業から介護分野まで幅広い業種の組合員企業が所属しており、様々な業界の企業ニーズに合わせた支援プログラムを提供できます。

東南アジア各国に強いネットワークを築いていることも強みです。ベトナムやインドネシアをはじめとする送り出し機関との連携により、質の高い人材を安定的に確保しています。特に、技能実習を修了した人材が特定技能に移行するケースにも精通しており、在留資格変更手続きや必要な書類準備についてきめ細かくサポートしてくれます。組合として企業同士の情報交換も活発で、外国人材受け入れに関する最新情報やノウハウを共有できる点も魅力です。

6位：株式会社エスティーピー・マネージメント

おすすめポイント

• 特定技能専門の新進企業：2019年設立と比較的新しく、特定技能制度に特化したサービス展開で最新の知識と柔軟な対応力がある
• ベトナム・インドネシアに強い：主要対応言語をベトナム語・インドネシア語とし、両国からの人材確保やフォローアップに豊富な経験
• 小規模だからこその手厚い支援：スタッフと企業・外国人との距離が近く、きめ細かいサポートや迅速な対応が期待できる

基本情報

エスティーピー・マネージメントは、特定技能の登録支援機関として和歌山市に拠点を置く企業です。設立が2019年と制度開始と同時期であるため、常に最新の法律や実務知識をアップデートしながらサービスを提供しています。対応エリアを和歌山県に絞り、地域企業に寄り添ったサポートを行っている点も特徴です。代表を含めスタッフが現場主義で動いてくれるため、企業側も気軽に相談・問い合わせができると好評です。

同社はベトナム語・インドネシア語での対応力を強みに掲げており、東南アジアからの人材確保に力を入れています。技能実習制度での受け入れ経験者や日本語に堪能な候補者とも独自ネットワークを持っており、製造業や建設業などで即戦力となる人材を紹介可能です。小規模な組織だからこそ、一人ひとりの外国人材に対して入国前後のフォローを手厚く行っており、職場や生活上のトラブルにも迅速に対応してもらえる安心感があります。

7位：株式会社ハウディ

おすすめポイント

• 自社運営の日本語学校で語学支援：和歌山市内で日本語学校を運営し、来日前後に徹底した日本語教育・生活指導が可能
• 国際交流の架け橋的存在：フィリピン・セブ島で英語学校やカフェ事業も展開し、日本人と外国人双方の人材育成に貢献
• 職業紹介・派遣も含めたトータルサービス：登録支援機関業務だけでなく、有料職業紹介事業や人材派遣事業の許可も取得

基本情報

ハウディは、日本語学校の運営や語学留学事業、英語講師派遣事業なども手掛けるユニークな企業で、外国人材受け入れ支援においても教育分野のノウハウを活かしています。和歌山市内で自社の日本語学校を運営しているため、来日前の日本語教育はもちろん、来日後も必要に応じて追加研修を行うなど語学面でのバックアップ体制が整っています。「日本語を学びたい、日本で働きたい」という外国人の高い意欲に応える形で適切な支援を提供しており、その姿勢が企業・人材双方から信頼を得ています。

同社はまた、フィリピンのセブ島で英語学校や日本食カフェを運営するなど国際交流にも積極的です。そのため、外国人の文化や価値観に対する理解が深く、多国籍なスタッフチームによる生活サポートも評価されています。職業紹介事業（30-ユ-300048）や人材派遣事業（派30-300023）の許可も取得しており、人材の募集・選考から雇用後のフォローまでワンストップで依頼可能です。地域と世界を繋ぐ架け橋として、和歌山県内で幅広い分野の企業をサポートしています。

8位：株式会社KEGキャリア・アカデミー

おすすめポイント

• 総合教育グループが運営：学習塾や職業訓練校などを展開するKEGグループが母体で、教育ノウハウを活かした人材育成に強み
• 日本語堪能な人材を厳選紹介：元技能実習生など日本での就労経験があり、日本語レベルの高い外国人材を中心にマッチング
• 通訳常駐で安心サポート：社内にベトナム語・インドネシア語などの通訳スタッフが常駐し、入国前後のフォローやトラブル対応も万全

基本情報

KEGキャリア・アカデミーは、和歌山発祥の総合教育企業グループ「KEG」の一員であり、教育事業で培ったノウハウを生かして特定技能人材の支援を行っています。学習塾や職業訓練校、通信制高校の運営実績を背景に、外国人材に対する日本語教育やビジネスマナー研修にも定評があります。「人手不足解消と地域貢献」を掲げており、和歌山県内の企業に優秀な外国人労働者を紹介することで地域経済の活性化に寄与しています。

同社の紹介する人材は、日本での就労経験がある元技能実習生や日本語能力試験に合格している人材が多いことが特徴です。日本語でのコミュニケーションに不安が少ないため、受け入れ企業からは即戦力として高く評価されています。さらに、社内にはベトナム語やインドネシア語の通訳スタッフが常駐しており、来日後の生活支援や職場での意思疎通、各種手続きでのトラブル対応まで迅速にサポートしてくれます。教育と実務の両面から手厚くフォローしてもらえる安心感が魅力です。

9位：一般社団法人HKY BRIDGES

おすすめポイント

• 多言語での手厚い支援：英語・タイ語・タガログ語・ベトナム語に対応し、様々な国籍の外国人に寄り添ったサポートが可能
• 地域コミュニティとの連携：和歌山市を拠点に地域企業や団体との繋がりが強く、生活面も含めた支援ネットワークを構築
• きめ細かな相談対応：小規模な社団法人ならではの機動力で、企業・外国人双方からの相談に迅速かつ柔軟に対応

基本情報

HKY BRIDGESは、和歌山市に拠点を置く一般社団法人の登録支援機関です。英語・タイ語・タガログ語（フィリピン公用語）・ベトナム語といった複数言語での対応力を持ち、様々なバックグラウンドを持つ外国人材の支援を得意としています。特にタイやフィリピン出身者の受け入れ支援で実績があり、これらの国の文化や習慣に精通したスタッフが在籍しているため、生活面での細かなサポートについても安心感があります。

和歌山の地域コミュニティとの繋がりが強い点もHKY BRIDGESの特徴です。地元企業や行政とも連携しながら、外国人材が地域社会に溶け込めるよう橋渡し役を担っています。小規模な組織だからこそ、企業担当者や外国人本人からの相談にも親身に向き合い、迅速に対応してくれると好評です。特定技能のみならず技能実習生の受け入れ経験も活かし、在留手続きや労務管理に関するアドバイスも柔軟に行っています。

登録支援機関とは？

「登録支援機関」とは、特定技能1号で在留する外国人を受け入れる企業に代わって、様々な支援業務を行う外部機関のことです。特定技能の在留資格では、受け入れ企業（特定技能所属機関）に対し入国前後を含む10項目の支援提供が義務付けられています。具体的には、入国時の空港出迎えや住居確保の援助、生活オリエンテーション、行政手続きの補助、日本語学習の機会提供、定期的な面談による相談対応など、多岐にわたる支援が必要です。

受け入れ企業自らがこれらの支援を実施することも可能ですが、言語の問題やノウハウ不足から困難な場合も多々あります。そこで出入国在留管理庁に登録された「登録支援機関」に支援業務を委託するケースが一般的です。登録支援機関になるためには一定の要件を満たし審査を受ける必要があり、登録された機関は法令遵守の下で支援サービスを提供しています。企業は登録支援機関と契約を結ぶことで、特定技能外国人への支援計画策定・実施を安心して任せることができます。

和歌山県の登録支援機関の費用相場

登録支援機関へ支援業務を委託する際には、一般的に月額2～3万円程度（1人あたり）の支援委託料が発生します【注】。例えば、外国人材1名につき毎月2万円前後を登録支援機関へ支払い、定期面談や生活支援などのサービスを受ける形です。支援内容や頻度によって費用は変動し、なかには月額1万円台と比較的安価な機関や、逆に専門的な追加サービスを提供する代わりに月額3万円以上となるケースもあります。

また、登録支援機関が人材紹介も兼ねている場合は、採用時に紹介手数料が発生する点に注意が必要です。特定技能外国人のマッチングサービスを利用した場合、1名あたり10万～30万円程度の成功報酬や、年収の20～30％相当の紹介料を支払うのが一般的です。支援委託料と紹介料は別扱いになることが多いため、契約前に費用体系をしっかり確認しましょう。和歌山県内でも基本的な相場は全国と大きく変わりませんが、地元企業向けに割引プランを用意している機関や、受け入れ人数が増えることで一人当たりの月額費用が割安になるケースもあります。

【注】費用相場は2025年時点の情報です。実際の料金は各登録支援機関によって異なります。

和歌山県で特定技能制度を活用する上での注意点

和歌山県で特定技能外国人を受け入れる際には、いくつか留意すべきポイントがあります。まず在留資格手続きの管轄です。和歌山県には出入国在留管理局の本局はありませんので、在留資格認定証明書の申請や更新手続きは大阪出入国在留管理局（関西空港支局や神戸支局などを含む）が管轄となります。必要書類の準備や申請スケジュールには余裕を持ち、登録支援機関とも連携して早め早めの対応を心掛けましょう。

また、地方ならではの生活サポートも重要な注意点です。都市部に比べ外国人コミュニティや多言語対応のサービスが少ない可能性があるため、受け入れ企業側でサポート体制を充実させる必要があります。具体的には、交通手段の確保（自転車や車通勤の場合の免許取得支援など）、病院や買い物施設の案内、地域の日本語教室や国際交流イベントへの参加促進など、生活面でのフォローが欠かせません。登録支援機関に委託する場合でも、日常業務や現場での指導は企業側の担当となるため、現場の日本人従業員への異文化理解研修を行うなど受け入れ体制づくりにも取り組みましょう。

さらに、特定技能制度上の遵守事項にも注意が必要です。特定技能1号では受け入れ企業に対し支援計画の適切な実施や各種届出（契約変更や離職時の届出等）が義務付けられています。和歌山県内であっても全国共通のルールとなりますので、登録支援機関の助言を受けながら確実に履行しましょう。不明点があれば、和歌山県労働政策課が設置している「WAKAYAMA外国人材雇用サポートデスク」など公的相談窓口を利用するのも有効です。こうした注意点を押さえておくことで、特定技能外国人の受け入れ・定着を円滑に進めることができます。

自社で特定技能外国人を受け入れる方法

特定技能制度を活用して外国人材を受け入れる方法は大きく分けて2通りあります。1つは本記事で紹介してきた登録支援機関に支援業務を委託する方法、もう1つは受け入れ企業自らが支援体制を整備して直接外国人を雇用する方法です。自社で受け入れる場合でも、基本的な流れは委託時と共通しており、以下のステップで進めます。

①受け入れ分野の確認・計画立案：まず自社が該当する業種が特定技能の14分野（例：介護、外食、製造業分野など）に含まれているか確認します。受け入れ人数や業務内容、配置部署などを検討し、社内体制（指導担当者や支援責任者の選任など）を整えます。

②人材の募集・選考：具体的に採用する外国人候補者を決定します。技能実習を修了した人材を登用する場合は送り出し機関や監理団体経由で打診できます。海外から新規に呼ぶ場合は現地の送り出し機関や人材紹介会社の活用、もしくは直接応募（オンライン面接等）により候補者を選考します。候補者は各分野の技能測定試験と日本語試験（A2相当）に合格している必要があるため、資格証明の確認も忘れずに行います。

③在留資格の申請：採用候補が決まったら、受け入れ企業側で特定技能の在留資格認定証明書交付申請を行います。雇用契約書や特定技能雇用契約書、1号特定技能支援計画書など所定の書類を準備し、地方出入国在留管理局へ申請します。支援計画書には、自社が提供する10項目の支援内容を具体的に記載する必要があります。

④在留資格認定証明書交付・査証申請：入管で審査が通ると在留資格認定証明書が発行されます。これを海外の候補者に送り、日本の在外公館（大使館・領事館）で査証（ビザ）申請を行ってもらいます。査証が下りれば来日の準備が整います。

⑤入国・受け入れ後の支援実施：外国人材が来日したら、空港での出迎えから住居への案内、役所での住民登録や銀行口座開設補助など、支援計画に沿ってサポートを実施します。社内の担当者が定期的に面談を行い、業務上・生活上の困りごとをヒアリングして必要な対応を取りましょう。特定技能1号の場合、四半期ごとの定期報告や支援実施状況の記録・保管も義務となります。

以上が自社で特定技能外国人を受け入れる大まかな流れです。自社対応では支援の手間がかかる分、登録支援機関への委託手数料が不要になるメリットがあります。しかし言語支援や行政手続きの負担を考慮すると、特に初めて受け入れる企業では登録支援機関の力を借りる方が安全・確実です。自社で受け入れを検討する際は、まずは登録支援機関に相談してみて、支援計画の策定方法や社内体制づくりについてアドバイスをもらうのも良いでしょう。

まとめ

和歌山県内で特定技能外国人を受け入れる企業に向けて、登録支援機関のおすすめ9社をランキング形式で紹介しました。地元に拠点を置く企業ばかりですので、地域事情を踏まえたきめ細かな対応に期待できます。それぞれ対応国籍や得意分野、サービス内容が異なりますので、自社の業種や採用方針に合ったパートナーを選ぶことが大切です。

登録支援機関を上手に活用することで、煩雑な支援業務を専門家に任せつつ、自社は本業である生産活動に専念できます。初めての特定技能人材受け入れでは不安も多いかもしれませんが、信頼できる支援機関とタッグを組むことでスムーズな採用・定着が実現するでしょう。ぜひ本記事を参考に、和歌山県で貴社に最適な登録支援機関を見つけていただき、特定技能制度の活用による事業発展にお役立てください。