特定技能「自動車整備」でおすすめの登録支援機関ランキング9選

特定技能「自動車整備」分野で外国人材を採用するなら、実績豊富な登録支援機関の選定がカギとなります。

この記事では、自動車整備に強いおすすめの登録支援機関を9社厳選してご紹介します。

自動車整備でおすすめの登録支援機関ランキング9選

外国人の特定技能「自動車整備」分野で人材を採用・受け入れる際に頼りになる登録支援機関を9社厳選してご紹介します。いずれも実在する企業であり、可能な限り自動車整備業界での受け入れ支援実績がある機関を優先しています。各社の特徴や実績、サポート内容を参考に、自社に合ったパートナー選びにお役立てください。「特定技能 自動車整備 登録支援機関」として適切にサポートできる機関ばかりです。

1位：合同会社エドミール

特定技能制度創設当初から外国人材支援に取り組み、多数の実績を誇る登録支援機関です。特に外国人スタッフの定着率向上に注力し、きめ細かなフォローで現場へのスムーズな定着を支援します。建設業や製造業など複数分野に強みがありますが、自動車整備分野についても社内に有資格者を配置し、受け入れ企業と外国人双方を丁寧にサポートします。また600名以上の支援実績があり、「最も信頼できる存在」と評価されています。

2位：株式会社ORJ

外国人技能実習生の受け入れ支援で培ったノウハウを活かし、特定技能外国人の採用から定着まで総合サポートする大手企業です。

行政書士業務（ビザ申請手続など）から生活面の支援まで網羅するワンストップ体制が魅力で、多国籍な人材データベースから企業ニーズに合う人材をマッチングしてくれます。

製造業や建設業をはじめ幅広い業種に対応しており、自動車整備分野についても必要な有資格者を備えて包括的な支援が可能です。また全国対応で受け入れ企業の負担軽減に努めており、外国人・企業双方にとって心強いパートナーです。

3位：株式会社ONODERA USER RUN

「オノデラユーザーラン」は特定技能に特化した教育・紹介体制を持ち、登録支援機関としての支援も提供する大手グループ企業です。

自社で海外に教育拠点（アカデミー）を保有し、来日前から専門知識や日本語教育を行うなど手厚い人材育成を実施しています。生活インフラの整備、多言語での定期面談、母国語での資料提供など、多角的なサポートにより定着率90%以上を達成しています。

自動車整備分野においても支援実績があり、地方運輸局への認証取得や協議会加入など分野特有の要件も踏まえた支援が可能です。安心して任せられる総合力で、多くの企業から信頼を得ています。

4位：ラクル合同会社

自動車整備業の特定技能外国人支援に特化した数少ない登録支援機関の一つです。

元自動車整備士の代表が起業した背景もあり、整備工場やトラックディーラーでの支援実績が豊富です。社内には2級整備士など有資格者が在籍しており、法令で定められた自動車整備分野支援の要件を満たしています。

そのため現場の専門知識を活かした実践的なサポートが可能で、外国人整備士が現場に定着し活躍できるようきめ細かに支援します。「自動車整備分野に強い登録支援機関」をお探しの企業にとって頼もしいパートナーでしょう。

5位：株式会社フルキャストグローバル

派遣業大手フルキャストホールディングス傘下で、外国人材紹介・支援を専門に行う企業です。

全国の企業に対応可能で、特定技能14分野すべてに対応する体制を整えており、社内に多言語スタッフ（6か国語対応）を配置するなど受け入れ企業の多様なニーズに応えています。

自動車整備分野でも必要な資格者による支援を提供可能で、業界知識に基づいたマッチングとサポートを実施しています。特に製造業や建設業分野に強みを持ち、海外研修センターでの人材育成も行っているため、即戦力となる人材の紹介から入社後フォローまで安心して任せられます。

6位：株式会社マイナビグローバル

就職情報大手マイナビのグループ企業で、外国人材の集客・育成から就労マッチング、そして登録支援機関としての支援まで一貫して手掛けています。

英語圏やアジア諸国など多数の国籍の人材に対応可能で、日本語能力試験N1～N3レベルの高い日本語力を持つ人材紹介にも強みがあります。

介護や外食、宿泊、製造業といった幅広い業種で受け入れ実績があり、自動車整備分野についても当然ながらサポート対象です。外国人材の採用から定着まで豊富なノウハウを有しており、大手ならではの安心感とネットワークで企業のグローバル人材活用を支援します。

7位：株式会社アイデムグローバル

求人広告大手アイデムのグループ会社で、外国人材専門の採用ソリューションを提供しています。

特定技能の14分野すべてに対応可能で、対応地域も全国と幅広く、大企業から中小企業まで様々な規模の企業の支援実績があります。社内には多言語対応スタッフがおり、受け入れ各国の文化や言語に配慮したサポートが可能です。

自動車整備業界においても、必要な支援計画の策定から生活オリエンテーション、定期面談まで一貫して任せることができます。大手企業グループの信頼性と全国ネットワークで、初めて特定技能外国人を受け入れる企業にとっても心強いパートナーとなるでしょう。

8位：株式会社スタッフ満足

自社でも多くの外国人スタッフを雇用・育成してきた実績を持つ登録支援機関です。

特に介護や飲食分野での支援経験が豊富で、紹介料30万円～と業界最安級の料金設定でも注目されています。大阪に本社を構え、関西を中心に全国の企業に対応。社内にはフィリピンやミャンマー、ネパールなど出身のスタッフも在籍し、多文化理解に基づくきめ細かな支援が特徴です。

自動車整備分野においても対応可能で、リーズナブルな支援委託費用で必要なサポート（事前ガイダンスや生活オリエンテーション、定期面談など）を提供してくれます。コストを抑えつつもしっかり支援を受けたい企業におすすめです。

9位：株式会社GLORY OF BRIDGE

多国籍な人材紹介と登録支援機関業務をワンストップで提供する注目企業です。

独自の海外送り出し機関（パートナー）を保有し、インドネシアやベトナムをはじめ各国から優良な人材を迅速に確保できるルートを持っています。外食業や宿泊業、介護、建設など幅広い分野で実績があり、自動車整備分野でも対応可能です。

入社前の手続サポートから入社後の定期訪問・相談受付まで、現場での離職防止に向けた手厚いフォローを徹底しています。2021年設立と比較的新しい会社ですが、既に多数の企業から信頼を得ており、高い定着率と迅速なマッチングを実現しています。

登録支援機関とは？

「登録支援機関」とは、特定技能1号で外国人を受け入れる企業（受入れ機関）が行うことが義務付けられている各種支援業務を、企業に代わって実施する外部機関です。受入れ企業は特定技能外国人の入国前の準備から生活オリエンテーション、日常・社会生活上の相談対応、定期面談や行政への定期報告など、計10項目の支援を行う必要があります。これらを自社で対応するのが難しい場合、出入国在留管理庁に認定・登録された登録支援機関に支援計画の全部または一部を委託することができます。登録支援機関に委託するメリットは、企業の負担を大幅に減らせる点や、第三者が介入することで双方が相談しやすくなる点です。特に自動車整備分野では、登録支援機関に有資格の整備士（2級整備士など）や5年以上の実務経験者が在籍していなければ支援を行えない規定があり、専門知識を持つ支援機関に委託する意義は大きいでしょう。

なお、特定技能「自動車整備」分野では、受入れ企業および登録支援機関は業界の協議会（自動車整備分野特定技能協議会）に加入することが義務付けられています。信頼できる登録支援機関を選ぶ際には、こうした協議会への加入状況や、自動車整備分野での支援実績も確認すると安心です。

登録支援機関に支払い費用相場

登録支援機関へ支援業務を委託する際の費用（支援委託手数料）は、契約形態によって異なりますが、大きく「月額定額制」か「項目ごとの料金制」に分けられます。一般的な相場感としては、特定技能1人あたり月額2～3万円程度の料金設定が多いとされています。例えば、1人につき月額2万円台の支援料を設定している機関が最も多く、次いで1.5～2万円程度のケースが続きます。法律上この費用に上限は設けられていませんが、契約時には費用の内訳を明示する義務があります。

項目別の料金制の場合、以下のような目安があります：

• 入国前事前ガイダンス：2～6万円（1回あたり）
• 生活オリエンテーション：3～8万円（1回あたり）
• 定期面談：1万～1万5,000円（1回あたり）
• 各種同行支援：5,000～1万円（1時間あたり）

その他、初期費用として契約時に数万円の手数料を請求される場合もあります。支援内容やサービス範囲は機関によって様々ですので、費用が高ければ良いというものではなく、提供される支援内容をしっかり確認した上で費用対効果を検討することが重要です。

なお、人材紹介会社を兼ねている機関の場合は人材紹介料が別途発生し、相場は1人あたり15～30万円程度の固定額、または採用者の年収の20～30％程度とされています。これら紹介料は求人広告費として請求されるケースもあります。特定技能外国人の受け入れには、このほか在留資格申請手続き費用（行政書士等に依頼する場合10～20万円程度）や渡航費用、住居手配費用なども別途かかる点に留意が必要です。

自社で特定技能外国人を受け入れる方法

特定技能外国人の受け入れに際し、受入れ企業自らが支援体制を整えて「登録支援機関を利用しない」という選択も可能です。自社で支援を実施する場合、まず入管局に対して「自社支援」を行う旨の届出を行い認められる必要があります。そのためには以下の要件を満たすことが求められます：

• 社内の役職員の中から「支援責任者」と「支援担当者」を選任すること（特定技能外国人と直接の上下関係がない者）
• 外国人が理解できる言語で支援を提供できる体制を構築すること
• 支援の実施状況を記録し、特定技能雇用契約が終了してから1年以上保存すること
• 支援責任者・担当者が過去に入管法違反等の不正行為を行っていないこと（欠格事由に該当しないこと）
• 自動車整備分野の場合は社内に1級または2級自動車整備士等の有資格者または実務経験5年以上の整備士がいることも実質的に必要

これは、そうした人材が在籍しない受入れ企業では特定技能「自動車整備」外国人の支援計画を適切に実施できないためです。以上の条件をクリアすれば、自社が登録支援機関と同様の支援を行うことができます。

自社で支援を行うメリットは、登録支援機関への手数料負担を削減できることですが、その反面、社内人員への負担増や支援ノウハウの不足といったデメリットもあります。特に日常生活や異文化に関するサポートは専門性も必要なため、初めて受け入れる場合は無理をせず実績豊富な登録支援機関に委託する方が安心でしょう。自社支援と委託のどちらが適切か、コストと支援体制の両面から検討することをおすすめします。

まとめ

自動車整備業界の人手不足解消策として注目される「特定技能 自動車整備」制度ですが、受け入れ企業には様々な支援義務が課されています。そこで心強いパートナーとなるのが、今回ご紹介した登録支援機関です。いずれの機関も自動車整備分野での支援実績や体制を備えており、外国人材が日本で安心して働けるよう多方面からバックアップしてくれます。

まずは自社のニーズに合った支援機関を選び、具体的な支援内容や費用について相談してみましょう。登録支援機関の活用により、受け入れ企業は本業である整備業務に専念でき、外国人整備士も能力を十分に発揮しやすくなります。ぜひ信頼できる支援機関とタッグを組み、特定技能外国人の受け入れを成功させてください。そして、将来的には自社内の体制整備も視野に入れつつ、外国人材と共に自動車整備事業の発展に繋げていきましょう。